【電気療法ってどんなもの?】横須賀悠整骨院で行う物理療法のご紹介
2025年04月1日

【電気療法ってどんなもの?】横須賀悠整骨院で行う物理療法のご紹介
横須賀市 久里浜と北久里浜の中間に位置しております。
横須賀市にある横須賀悠整骨院です。
(横須賀南警察署とリーフスタジアムの並びにあります。)
本日は当院でも取り入れている「電気療法」について、特に以下の4つの機器の違いや特徴をわかりやすくお伝えします。
• 微弱電流(マイクロカレント)
• EMS(筋電気刺激)
• ハイボルテージ
• 干渉波(干渉電流刺激)
電気療法は、痛みの軽減、筋肉の活性化、コンディションの回復など、さまざまな目的で活用されています。ただ、「どれが自分に合っているの?」と疑問に思う方も多いと思います。今回はそれぞれの特徴や適応シーンについてまとめました。
【微弱電流(マイクロカレント)】
微弱電流は、名前のとおり人間の身体に流れている「生体電流」に非常に近い、ごく弱い電流を使います。一般的な電気療法と違い、ピリピリした感覚がほとんどなく、治療中に「何かされてるのかな?」と感じるほど優しい刺激です。
特徴:
• 身体にストレスを与えにくい
• 電気刺激が苦手な方にも使いやすい
• 痛みの軽減や回復をサポート
こんな方におすすめ:
• スポーツで筋肉や関節を痛めた方
• 怪我の回復を少しでも早めたい方
• 慢性的な痛みでお悩みの方(腰・肩・膝など)
特に「休ませたいけれど、血流は促進したい」という場面に向いています。
【EMS(筋電気刺激)】
EMSは筋肉に電気刺激を与えることで、筋肉を自動的に収縮・弛緩させる機器です。動かずして筋肉を鍛えられるのが大きな特徴で、運動不足や筋力低下の改善を目的としたケアに使われます。
特徴:
• 寝たまま筋トレができる
• 筋力低下の予防や改善に有効
• 姿勢改善や動作の安定化にもつながる
こんな方におすすめ:
• 筋力が落ちてきたと感じる方
• 運動するのが難しい高齢者や産後の方
• 姿勢を整えたい方、パフォーマンスを高めたいスポーツ選手
横須賀悠整骨院では、ただ筋肉を動かすだけでなく、正しい位置で使えるように導くことを意識しています。
【ハイボルテージ】
ハイボルテージは、高電圧の電気を身体の深部まで届ける治療法です。深い筋肉や関節周囲に働きかけ、短時間で効果的な刺激を与えることができます。
特徴:
• 深部へのアプローチが可能
• 刺激が強めだが効果を感じやすい
• 短時間でも施術効果が期待できる
こんな方におすすめ:
• 急な痛み(ぎっくり腰、寝違えなど)がある方
• 深層筋のハリやコリを緩めたい方
• 可動域を広げたい、動きをスムーズにしたい方
当院では、施術前後の状態変化を確認しながら、刺激量や使用部位を細かく調整しています。
【干渉波(干渉電流刺激)】
干渉波は、2つ以上の異なる周波数の電流を体内で交差させることで、深部に柔らかく届く電気刺激を生み出す療法です。ピリピリ感が少なく、広範囲に作用するのが特徴です。
特徴:
• 心地よいリズムで筋肉を刺激
• 血流促進や筋緊張の緩和に役立つ
• 一度に広い範囲をケアできる
こんな方におすすめ:
• 慢性的な肩こりや腰の重だるさがある方
• リラックスしながら筋肉をほぐしたい方
• 長時間座っていることが多く、体が硬くなりやすい方
施術中にウトウトしてしまう方も多く、心身ともにリラックスできる療法です。
【目的や状態に合わせて使い分けることが大切です】
これらの電気療法は、それぞれ得意なことや適応する症状が異なります。
横須賀悠整骨院では、お一人おひとりの症状や生活スタイルに合わせて、必要な物理療法を選定し、手技と組み合わせながら提供しています。
電気療法は「ただ当てればいい」というものではなく、使うタイミング・組み合わせ・部位の選定がとても重要です。ですから、初めての方でも安心して受けられるよう、しっかりカウンセリングを行ったうえで施術に入らせていただいております。
【まとめ】
電気療法といっても、その種類や効果はさまざまです。
• 微弱電流:やさしく自然治癒をサポート
• EMS:筋肉を効率的に動かす
• ハイボルテージ:深部の痛みにダイレクトアプローチ
• 干渉波:心地よい刺激で全身リラックス
気になる症状がある方、どんな電気療法が自分に合っているか相談したい方は、ぜひ横須賀悠整骨院にご相談ください。
あなたの体に合った最適なケアを一緒に考えましょう。
最後に(横須賀悠整骨院で行われる電気療法の有用性についての論文・エビデンス)
横須賀悠整骨院で用いられる各種電気療法(微弱電流、EMS、ハイボルテージ、干渉波)について、その有用性を示す論文を以下にまとめました。
1. 微弱電流刺激(MENS)
微弱電流刺激は、非常に低い電流を用いて組織の修復や痛みの軽減を目的とする療法です。研究では、筋損傷後の回復促進や疼痛緩和に効果があると報告されています。
• 研究タイトル: 「スポーツ傷害に対する物理療法と運動療法の実践」 
• 概要: この研究では、微弱電流刺激(MENS)の臨床効果について言及されています。 
• リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/43S3/0/43S3_116/_pdf
• 研究タイトル: 「微弱電流刺激はヒトの伸張性収縮後の筋疲労回復を促進するか?」 
• 概要: この研究では、微弱電流刺激が筋疲労回復を促進する可能性について検討しています。
• リンク: https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K11406/
2. EMS(Electrical Muscle Stimulation)
EMSは、電気刺激を用いて筋肉を収縮させ、筋力強化やリハビリテーションに活用されます。研究では、筋萎縮の予防や筋力増強に効果があると報告されています。
• 研究タイトル: 「筋疲労回復におけるElectrical Muscle Stimulationの最適刺激間間隔の検討」 
• 概要: この研究では、EMSの刺激間隔が筋疲労回復に与える影響を検討しています。 
• リンク: https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282680552427904
• 研究タイトル: 「不動によって惹起される筋性拘縮ならびに筋萎縮に対する骨格筋電気刺激の効果」 
• 概要: この研究では、EMSが筋性拘縮や筋萎縮に与える影響を検討しています。
• リンク: https://www.am.nagasaki-u.ac.jp/physical/2020/ARGH16-01.pdf
3. ハイボルテージ療法(High Voltage Pulsed Current Therapy)
ハイボルテージ療法は、高電圧のパルス電流を用いて深部組織への刺激を行い、疼痛緩和や組織修復を目的とします。研究では、創傷治癒の促進や浮腫の改善に効果があると報告されています。 
• 研究タイトル: 「高電圧パルス電流療法 ―High Voltage Pulsed Current Therapy―」 
• 概要: この研究では、高電圧パルス電流療法の特徴や治療効果について解説しています。 
• リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/mpta/15/1/15_1_27/_pdf
• 研究タイトル: 「高電圧電気刺激療法*」 
• 概要: この研究では、高電圧電気刺激療法の適応や効果について述べられています。
• リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/17/3/17_KJ00001306122/_pdf
4. 干渉波療法(Interferential Current Therapy)
干渉波療法は、異なる周波数の電流を体内で交差させ、深部組織への刺激を行う方法で、疼痛緩和や血流改善を目的とします。研究では、慢性的な痛みの軽減や筋緊張の緩和に効果があると報告されています。
• 研究タイトル: 「運動障害以外の疾患に対するエビデンスに基づいた電気刺激療法」 
• 概要: この研究では、干渉波療法を含む電気刺激療法の有効性について述べられています。
• リンク: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/54/8/54_590/_pdf
これらの論文は、各電気療法の有用性を示す参考資料です。