柔道整復術とは?

2024年07月23日

柔道整復師 横須賀悠整骨院

柔道整復術って何?

柔道整復術と聞くとなかなか聞きなれない感覚を持たれるかと思います。

柔道整復術とは柔道整復師(整骨院ではたらく我々が所有している国家資格のことです)が行う施術のことで、長い歴史と西洋医学とも鍼灸あんま的な東洋医学とも違った視点の理論体系と技術体系を持ちます。

柔道整復術を紐解くにはその歴史的な背景がわかるとより有用性が伝わりやすいので、少しだけ遠回りになりますが柔道整復師の成り立ちと西洋医学、東洋医学との関わりについてもご説明していきます。

どうぞお付き合いください!

柔道整復師 横須賀悠整骨院

柔道整復師の起源

柔道整復師の起源を探ると江戸時代まで遡ります。

江戸時代、江戸の街は木造建築物が高密度で建築されており、火事が恐れられていました。(江戸の大火)
ケンカと火事は江戸の華などと言われ、番付が大好きな日本人は、火事から何人を救ったかランキング!みたいな番付をして盛り上がっていたといいます。

柔道整復師2 横須賀悠整骨院

柔道整復師2 横須賀悠整骨院

その番付の常連が日夜、人の関節を外したり戻したりしていた殺法と活法の使い手たる柔道家たちでした。

彼らは柔道整復師のいわば源流です。

当時中医学や東洋医学の技術、理論が中心だった日本に初めて誕生した解剖学と生理学をベースに考えられた技術、理論体型であったわけです。

しかも勉強熱心で研究熱心で精巧な日本人ですから、その技術体型も非常に精度が高く、そのご西洋医学的が日本に入ってきて西洋医学を扱う医師が誕生してからも、日本の柔道整復術の精度は西洋医学にも全く引けをとっていませんでした。
その証に明治や昭和の時代には、医師に柔道整復師が整復や固定を伝授することが多かったと聞きます。

西洋医学とも東洋医学とも異なる独自の理論体型をもつ柔道整復師の始まりでした。

柔道と柔道整復師

柔道と柔道整復師

現代に伝わる柔道整復術

柔道整復術は何も骨折や脱臼にのみ特化した技術ではありません。
横須賀悠整骨院の施術のエッセンスの1つである関節の整復(正しい位置、角度に戻す)をすることはスポーツ障害性疾患(オスグッドやシンスプリント、テニス肘、野球肘など)の施術にも応用していますし、慢性的な症状(腰痛や肩こりなど)にも重要視しています。

この表現だとカイロプラティックと同義と捉える方がいそうなので一応違いを明確化しておくと、カイロプラティックは内蔵や心理などの施術まで範囲と謳っているほどなので実は理論というより「哲学」の要素が強かったりします。
その証として、それはなぜ内蔵が良くなるのですか?それはなぜトラウマが良くなるのですか?と問うても「そういうものだから」という回答が返ってくるでしょう。

柔道整復術は哲学ではなく再現性のある解剖学をベースにした理論体型です。

骨がずれることで筋肉の長さや牽引される方向、張力が変化し、負担のかかり方が変わります。
場所によっては骨をこっちに整復すると痛くなり、反対に逆整復すると痛みが再現される。箇所もあります。

痛みを再現できるし、消すこともできる。本当の再現性はこうでないといかんです。

 

柔道整復師 理論体系

柔道整復師 理論体系

また、筋肉の力の発揮されるポイントは筋の中腹であることが多く、起始部や停止部には張力は強くはかかりません。
つまり、骨のずれは骨のずれとして施術を行わない限り、自然に良くなることは考えにくいわけです。

これが柔道整復術の有用性と特異点と言えるでしょう。

横須賀悠整骨院ではどんな症状に応用されることが多いの?

           施術

柔道整復術は横須賀悠整骨院の柔道整復師が行う技術、理論体型です。
応用されている症状は多岐に渡りますが、特に肘から先、膝から先の症状では応用することが多いと感じます。

前述したテニス肘、野球肘、バネ指、腱鞘炎、オスグッド、シンスプリント、足底腱膜炎、アキレス腱周囲炎、外反母趾などでは柔道整復術のエッセンスを入れることが多いかと考えます。

何度も再発する上記症状では、筋肉の物理療法やマッサージ、安静だけでは不十分かもしれません。

横須賀悠整骨院にご相談くださいね!

 

※最後に実際にテニス肘を整復して改善に導いた例の参考動画です。

五年改善しなかったテニス肘が3回の施術で改善した例