肉離れは放っておくと再発しやすい?横須賀悠整骨院での徒手アプローチの意味とは
2025年03月30日

肉離れは放っておくと再発しやすい?横須賀悠整骨院での徒手アプローチの意味とは
横須賀市久里浜と北久里浜の中間に位ております。横須賀悠整骨院です。(リーフスタジアムや横須賀南警察署の並びにあります。)
スポーツ中に突然「ブチッ」と筋肉が切れたような感覚が走り、動くのもつらい…。そんな経験はありませんか?
それが、肉離れ(筋損傷)です。
肉離れは、強い痛みをともなうだけでなく、適切な処置をせずに放置すると、再発しやすくなる特徴があります。特に、初期の対応やリハビリが不十分な場合、筋肉の柔軟性や筋力の回復が不完全なまま復帰してしまい、同じ部位を再び傷めるリスクが高まります。
本記事では、肉離れの基礎知識と、整骨院における徒手的な介入(手技療法)の必要性について、学術的な視点も交えながら解説していきます。
肉離れとは?どんな状態?
肉離れとは、筋肉の繊維が急激に伸ばされることで損傷を受けるケガです。
主に以下のような状況で起こりやすくなります:
• 急なダッシュやストップ
• 準備運動不足での運動開始
• 筋肉疲労の蓄積
• 柔軟性の不足
太ももの裏(ハムストリングス)やふくらはぎ(腓腹筋)など、日常動作やスポーツ中に使われることの多い部位で起きやすいのが特徴です。
肉離れは「軽度(I度)」「中等度(II度)」「重度(III度)」と分類され、重度になるほど損傷範囲が広く、内出血や陥凹(へこみ)なども見られます。
安静だけでは不十分?早期の徒手介入の重要性
肉離れを起こした直後は、「まずは安静」と思われがちですが、安静にしすぎることが逆効果になることもあります。
確かに、受傷直後(炎症期)には過度な刺激を避ける必要があります。しかし、数日経って炎症が落ち着いた後は、損傷した筋繊維が硬く固まってしまう前に、徐々に動かすことが大切です。
ここで役立つのが、整骨院における徒手療法(手技療法)です。
徒手療法では、
• 硬くなった筋肉をやさしくほぐす
• 筋膜や周囲組織の滑走性を改善する
• 関節の可動域を整える
といったアプローチを段階的に行います。
学術的にも注目される保存療法
実際に、筋損傷に対する保存療法(手術を伴わない対応)の有効性を示した報告があります。
川原 貴史 ほか(2017)
「肉離れ(筋挫傷)に対する保存療法の一例」
『日本スポーツリハビリテーション学会誌』Vol.8
https://jsspot.info/wp-content/uploads/2018/10/Journal-072.pdf
この文献では、医療機関において、保存的(非手術的)なアプローチにより競技復帰を目指した症例が紹介されています。
当院のような整骨院では、このような知見を参考にしながら、国家資格を有する者が、肉離れに対して、状態に応じた施術を行っています。
※当院は、医師による診断や手術を行う機関ではありません。必要に応じて医療機関との連携を図りながら、整骨院の業務範囲内で施術を行っております。
当院で行う施術とリハビリの流れ
横須賀悠整骨院では、肉離れの症状に応じて以下のような対応をしています。
1. 初期評価と応急処置(RICE)
安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)による基本処置。
2. 段階的な手技療法(徒手介入)
炎症の治まり具合を見ながら、軽いマッサージやストレッチ、関節の調整などを行います。
3. 運動療法・自宅ケアの指導
筋力回復のためのエクササイズやストレッチ、再発を防ぐための姿勢・動作の指導も行います。
患者様の状態を見ながら無理のない範囲でリハビリを進め、再発しにくく、動ける体を目指します。
まとめ:肉離れには正しい段階ケアが重要
肉離れを「とりあえず冷やしておけば良くなる」と軽く考えてしまうと、筋肉が硬くなったり、再発リスクが高まることがあります。
適切なタイミングでの徒手療法は、筋肉の回復を促し、柔軟性と機能を早期に取り戻すのに有効です。
横須賀悠整骨院では、皆さまの回復を全力でサポートしています。
「肉離れかもしれない」「以前の肉離れが再発しそう」と不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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引用文献:
川原 貴史 ほか(2017)「肉離れ(筋挫傷)に対する保存療法の一例」
日本スポーツリハビリテーション学会誌 Vol.8
https://jsspot.info/wp-content/uploads/2018/10/Journal-072.pdf