【横須賀悠整骨院】運動の種類で変わる「代謝要求」とは？糖・脂質・ホスファゲンの役割を徹底解説！
2025年06月23日
【横須賀悠整骨院】運動の種類で変わる「代謝要求」とは？糖・脂質・ホスファゲンの役割を徹底解説！
神奈川県横須賀市久里浜駅と北久里浜駅の中間にございます。
横須賀悠整骨院です。
当院は横須賀リーフスタジアムやエニタイムフィットネス 横須賀久里浜店さんがすぐ近くにある関係で運動愛好家の方の怪我やメンテナンスでのご来院も多く、「運動する時ってどんなエネルギーを使ってるの？」「脂肪燃焼っていつから始まるの？」という質問を多くいただきます。
このような疑問にお答えするキーワードが、今回ご紹介する「代謝要求」です。
このブログでは、運動の強度や時間によって身体がどんなエネルギー源を使うのか、どのように切り替わっていくのかをわかりやすく解説します。
スポーツ愛好家の方、ダイエット中の方、運動後の疲労が抜けにくい方にとって非常に役立つ内容です。
代謝要求とは？
代謝要求とは、運動中に体が必要とするエネルギーの量と、そのエネルギーをどれだけ早く供給できるかということを意味します。
運動の種類（強度や時間）によって、糖や脂質、ホスファゲンなどエネルギー源が切り替わる仕組みがあり、この選択がパフォーマンスや疲労、回復に大きな影響を与えます。
エネルギー供給の三大システム
運動中のエネルギー供給は大きく分けて以下の3つの経路から成り立っています。
1. ホスファゲン系（ATP-PCr系）
2. 解糖系（主に糖を利用、無酸素的）
3. 有酸素系（糖と脂質を利用）
1. ホスファゲン系（ATP-PCr系）
・主な燃料：筋肉内に蓄えられたATPとクレアチンリン酸
・特徴：最も素早くエネルギーを供給できるが、持続時間は非常に短い（約10秒）
・使用される場面：短距離ダッシュ、ウエイトリフティング、ジャンプなど超高強度・短時間 の運動
2. 解糖系（嫌気性解糖）
・主な燃料：筋肉内のグリコーゲン（糖）
・特徴：比較的早くエネルギーを供給できるが、乳酸の蓄積により疲労しやすい
・持続時間：30秒〜2分程度
・使用される場面：400m走、全力インターバル、短時間の筋トレ
3. 有酸素系（好気性代謝）
・主な燃料：糖と脂質（長時間になると脂質の利用率が高まる）
・特徴：エネルギー供給のスピードは遅いが、非常に長時間持続可能
・使用される場面：ジョギング、ウォーキング、長時間のスポーツや有酸素運動
運動の種類とエネルギーの使われ方
以下は、運動のタイプ別に優先的に使われるエネルギー供給システムの一例です。
・短距離走（50m〜100m）：ホスファゲン系がメイン（瞬発的な出力に最適）
・400m走やインターバルトレーニング：解糖系が主に使われ、乳酸が発生しやすい
・長距離ランニングやサイクリング：有酸素系がメインで、時間とともに脂質の使用率が上が る
・筋トレ（高負荷・短時間）：ホスファゲン系と解糖系が中心
・筋トレ（軽〜中負荷・回数多め）：解糖系の関与が大きくなる
「代謝要求」を理解するメリット
代謝要求を知っておくと、自分の運動の目的に応じて最適なコンディショニングや栄養管理ができるようになります。
たとえば…
・脂肪を効率よく燃やしたい方：有酸素系を活性化させる中強度の持続的運動が有効
・筋肉量を増やしたい方：解糖系を刺激する中〜高強度の筋トレが適している
・瞬発力を高めたい方：ホスファゲン系を刺激する短時間・高強度のトレーニングが効果的
また、エネルギーの使われ方に合わせて、食事タイミングや施術内容も調整することで、パフォーマンスの維持や疲労回復にもつながります。
横須賀悠整骨院ができること
当院では、お一人おひとりの運動習慣や生活スタイルに合わせた施術やセルフケア指導を行っています。
・スポーツ後の筋肉ケアやリカバリー
・疲労の蓄積に応じた筋膜調整や関節の可動性改善
・動作分析によるケガ予防のアドバイス
・代謝に着目したストレッチ・呼吸・体液循環の指導
・栄養アドバイス（糖質摂取のタイミング、脂質の利用効率など）
「なんとなく疲れが取れない」「運動しても効果が出ない」「ケガをしやすい」と感じる方は、エネルギー代謝の視点から身体を見直してみると改善のヒントが見えてくるかもしれません。
まとめ
運動時のエネルギー供給は、「強度」と「時間」によって使われる経路が異なります。
短時間で爆発的な力を出す運動ではホスファゲン系、やや長い時間でパワーを出し続ける運動では解糖系、持久的な運動では有酸素系が中心となります。
代謝要求を正しく理解することで、運動の効果を高め、疲労を溜めず、目標達成への道筋を効率的に整えることができます。
あなたの身体のポテンシャルを最大限に引き出すために、ぜひ一度、横須賀悠整骨院にご相談ください。
