ぎっくり腰
- 少し重いものを持ち上げたら動けなくなった
- 長時間運転していたら徐々に痛くなってきた
- 揉まれたり伸ばされると悪化しないか怖い
- 明日は大切な仕事がありどうしても動けるようにしたい
- お尻から足先まで痺れがある
ぎっくり腰の施術について
急なぎっくり腰、さぞお困りのことと思います。
軽くくしゃみをしただけなのに、いつもより長く寝ただけなのに、電車で長時間経っていただけなのに。
そんな何気ないことでもぎっくり腰は意外と身近に潜んでいるのです。
また、一言でぎっくり腰と言っても大きく分けて3種類のぎっくり腰が存在します。
これらのぎっくり腰の見立てを間違えてしまうとアプローチ方法が全く異なるため、悪化の原因になったり、正しく治さないと再発を繰り返すことになることもあります。
当院ではぎっくり腰を
①椎間板性腰痛
②椎間関節性腰痛
③筋膜性腰痛
の3種類に大別しており、それぞれに違った施術アプローチが存在します。
①椎間板性腰痛から簡単に説明して行きます。
①椎間板性腰痛から簡単に説明して行きます。
椎間板とは脊椎(背骨)1個1個の間に入ってるクッションのことです。
これらのクッションの中には髄核と呼ばれるビー玉のような核が存在しており、椎間板から髄核が飛び出し、神経を圧迫している状態を椎間板ヘルニアと呼びます。
椎間板性腰痛は程度にもよりますが、椎間板の繊維が傷ついてしまっただけのものもあれば、ヘルニア寸前のような段階のものまで幅広くあります。
椎間板を痛めてしまった多くの方は、腰を丸めて長時間過ごしたり、重いものを持ち上げようとしてしまったのではないでしょうか?
腰を丸める動きで痛めることが多いため、屈曲性腰痛とも呼ばれています。
この椎間板性腰痛(屈曲性腰痛)に対するアプローチは、状態によって段階があり
段階❶椎間板が受傷する
↓
段階❷受賞した椎間板に普段は存在しない神経、血管を新生する。(普段は存在しない位置に神経、血管が存在するため曲げても伸ばしても何をしても痛みが強い)
↓
段階❸組織の修復が進み、新生した神経、血管が組織から引き、段階❷の痛みが消失する。
↓
回復へ
アプローチとしては、❶❷は腰椎を動かすような施術や無理なストレッチは厳禁。
炎症をかえって悪化させる可能性もあるため注意が必要です。
この時期に当院では、炎症を起こさない範囲での骨盤、腰椎、股関節の調整と超音波治療器による細胞内物質交換の促進、コルセットとテーピングによる固定を行います。
この時期に適切な施術を行うことができれば、痛みが取れる期間を大幅に短縮することが可能です。
段階❸に入ってからは、椎間板組織の炎症は低下しているため、ストレッチや手技療法を開始し、癖にしないための施術を行います。
他のぎっくり腰にも同様のことが言えますが、腰椎に負担が集中しているということは股関節や胸椎の動きに問題があるケースも多く見受けられます。
股関節、胸椎、腰椎以外の本当の原因を見つけてあげることが大切なのです。
②椎間関節性腰痛と③筋膜性腰痛
②続いて椎間関節性腰痛について説明していきます。
椎間関節性腰痛は別名、進展型腰痛とも呼ばれ、腰を外らせるときに痛みが悪化する傾向がよく見られます。
好発原因は、長時間立ちっぱなしでいた。長時間寝ていた。無理な姿勢で腰を反らせた。などが該当します。
腰を外らせる筋肉としては脊柱起立筋の他に、股関節の前から腰椎に付着している腸腰筋が存在しており、
施術の際に、腰の筋肉の他にももの前〜股関節の前の腸腰筋に対しての施術も重要視します。
③最後に筋膜性腰痛について説明していきます。
筋膜性腰痛はその名の通り筋肉に傷がつくタイプの腰痛で特徴的なのが、痛みが出る箇所を手で触ると強い痛みがあったり、熱感や腫れがあったりします。
このタイプの腰痛は、強く揉んだりストレッチを行うと悪化する可能性があり注意が必要です。
当院での施術では対象筋の周辺筋や関節からターゲットし、なるべく痛みなく対象の筋肉の張力をさげていきます。
筋肉は張力が下がれば損傷部位の繊維が癒合しやすくなるため痛みの改善が早くなります。
以上の様に、ぎっくり腰にはタイプが存在し、的確に分類し正しくアプローチする必要があります。
急なぎっくり腰は当院にお任せください。
また、ぎっくり腰が慢性化した腰痛や骨盤についてはこちらをご覧ください。