ばね指の原因と対処法
2024年06月18日
1. ばね指とは何か
ばね指は、手指の腱鞘が炎症を起こすことで、指の動きが制限され、痛みを感じる症状です。特に手を頻繁に使う人に多く見られ、指を曲げたり伸ばしたりする際に引っかかり感やロックされる感覚が特徴です。早期の施術が重要です。
1.1 ばね指の基本的な定義
ばね指は、手の指の腱と腱鞘の摩擦で炎症が生じる状態です。特に中指や薬指に多く、朝や長時間の使用後に悪化することが多いです。
指の関節を曲げ伸ばしする際に引っかかりを感じたり、強張りやパキパキ音が鳴ることもあります。
腱鞘炎からばね指になることも、ばね指から腱鞘炎に鳴ることもあり、放置すると腱鞘炎とばね指を行き来しながらよくなりづらくなっていきます。
1.2 ばね指の一般的な症状
主な症状は、指の引っかかり感や痛み、完全に曲げたり伸ばしたりすることが難しい状態です。腫れや熱感も現れることがあります。
1.3 ばね指の進行過程
初期段階では軽い引っかかり感や痛みがありますが、進行すると指の動きがさらに制限され、最悪の場合、完全に動かなくなることもあります。
前述した通り腱鞘炎になるパターンもあります。
2. ばね指の主な原因
ばね指は日常生活や職業、遺伝的要因などが原因となります。特に指を頻繁に使う人が発症しやすいです。
2.1 日常生活の影響
長時間のスマートフォン操作やパソコンでの作業、家事や育児が原因となることがあります。過度の使用を避け、適度な休息とストレッチが予防に有効です。
ばね指の根本原因として手首や手の指の関節をまっすぐに使えていないというものがあります。
セルフチェックとして
①体の前に肘を伸ばして手を伸ばしましょう
②中指が前腕の中央を通る延長線上に来るように揃えましょう(この時点で小指側に中指がずれている人が多いです)
③前腕と中指の基準をずらさずに手首を反らせましょう。
④その位置で各指のPIP関節(第2関節と呼ばれる部分)のみ曲げましょう。
⑤曲げるときは指の方向が曲がったり動かしづらい指やひっかっかる指がないかもチェックしてみてください。
このセルフチェックで違和感や痛みがある指はばね指や腱鞘炎を起こしやすい指と推測できます。
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2.2 職業や趣味による影響
楽器演奏や手作業を伴う職業、スポーツが原因でばね指を発症することがあります。作業の合間に休息を取り、専門家に相談することが推奨されます。
スポーツや職業での動作など、フォームや体の使い方に大きく介入することは慎重に行わねばならず、お客様と相談しながら改善できるポイントを探っていきます。
ちょっとしたポイントで改善に向かっていくこともありますので諦めずにまずはご相談ください。
3. ばね指の評価方法
ばね指の評価には整骨院での専門的な検査、が推奨されます。
3.1 整骨院での評価プロセス
横須賀悠整骨院では、症状の聞き取り、指の動作確認、必要に応じて検査を行い、正確な評価のもと施術を行います。
3.2 自己チェックのポイント
指の動きや痛み、腫れ、カクンという感覚があるかを確認します。異常を感じたら早めに整骨院に行きましょう。
前項で紹介したセルフチェックもおすすめです。
4. 日常生活での予防法
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4.1 正しい手の使い方
適切な角度で手首、指を使うことが重要です。
動作時に指や手首が曲がっていたり捻れている場合は修正していく必要があります。
4.2 ストレッチとエクササイズ
筋肉をほぐし、血行を良くするストレッチ、動作パターンを修正するエクササイズが推奨されます。
4.3 防止するための生活習慣
バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理が重要です。
人間の修復機能が一番働くのはタンパク質合成ホルモンである成長ホルモンの分泌が高まる睡眠時です。
睡眠時に体の構成要素となるアミノ酸濃度が担保されていることも重要となるので十分なカロリーを適切なバランスで摂取し、睡眠時間をしっかり確保できていることも重要です。
5.専門家に相談するタイミング
ばね指の症状が出た場合、早めの評価と適切な施術が重要です。日常生活での予防とリハビリで悪化を防ぎつつ、なるべく早期に横須賀悠整骨院にご相談ください。
炎症を繰り返していると腱や筋の変性に繋がり、よくなるのに余計に時間がかかったり、痛みや可動域制限が悪化していってしまう可能性もあります。