エコーの有用性について解説
2024年07月17日
エコーとは?
横須賀悠整骨院では怪我の評価の一環としてエコー(超音波検査装置)を使うことがあります。
エコーはお腹の中の赤ちゃんを観察したりするのんにも使いますよね。
超音波というとても細かい振動を発生させ、それを対象物に浸透させ、帰ってきた波の形で画像を認識する検査機械です。
横須賀悠整骨院では、捻挫、骨折、挫傷などの外傷を検査する際や、オスグッド、シンスプリントなどの障害性疾患、あるいは筋肉の滑走が悪い箇所を探すときなどに使用することが多いです。
エコーがレントゲンやCTより優れている点は?
エコーはレントゲンより像は荒いことが多く読影には技術が必要です。
また、CTのように誰にでも3Dで見えるようなわかりやすさもありません。
しかし、エコーにはエコーにしかないメリットもあるのです。
代表的な3つをご紹介します。
①侵襲性が低い
侵襲性とは、人体に与える負の影響のことです。
レントゲンでもCTでもX線を浴びてしまうので放射線被曝は免れません。
昔のレントゲンを多用するお医者さんなどはレントゲンによって手が変形してしまった方などもよくいらっしゃいました。
そこまで強い被曝ではないですし、必要範囲で普通に受けるだけなら何も問題はありませんが、一応侵襲性は0ではありません。
その点エコーは超音波ですので侵襲性は0と言っても良いでしょう。
基本的に人体を害する要素がありません。
②動作中の部位をとることができる
ここが意外と認知されていませんが、エコーの圧倒的な強みの1つです。
エコーは動作中に見たい部分に当てれれば、動作中の部位を観察できます。
よって、筋や靭帯、腱などの軟部組織が動作によってどう動くか、収縮するか、滑走するか。を観察する上ではレントゲンやCTのようにじっと止まって撮影する機械では読み取れない情報が読み取れます。
こちらはエコーの最大のメリットと言えるでしょう。
③脈管系の動きを認知できる
エコーにはドプラと呼ばれる機能が備わっており、動脈や静脈を識別することができます。
これによって血栓や血流不良部位を検知できることがあります。
エコーがないと怪我はわからないことが多いの?
実はそうでもありません。
私たちがエコーを使うとしたら、基本的に検査の最後です。
まずは徒手検査や基本の評価(手で触る、力を加える、目で確認する、ヒアリングする)を行いある程度可能性のある原因に目星を付けてから、それでも答え合わせが必要な時に使用します。
施術前と施術後の筋肉や関節の動きの違いを見て感じてほしい場合にも使うことがあります。
目で確認できると施術を受けるお客様も面白いかなと。
エコー検査を受けてみたい方はおっしゃってくださいね!