首の痛みが続いている方へ ─ 手技と運動を組み合わせることの意味について
2026年05月13日
神奈川県横須賀市久里浜と北久里浜の中間に位置する接骨院・整体院の横須賀悠整骨院です。
「首を動かすたびに痛みがある」「朝起きると首・肩まわりが張っていて、なかなか楽にならない」「長時間のデスクワークやスマートフォン使用後に、首が重くかたくなってしまう」──このような症状でお困りではないでしょうか。
首の不調は現代の生活スタイルに非常に多く見られる悩みのひとつで、当院にもこうした症状でご来院される方が多くいらっしゃいます。この記事では、首の痛みの特徴や原因として考えられる状態、そして整骨院でできる対応について詳しく解説します。
非特異的頸部痛とはどのような状態か
首の痛みには、骨折・脱臼・腫瘍・神経根への明らかな圧迫など、原因が特定できるものと、画像などの検査で明確な病変が見当たらない「非特異的頸部痛(ひかとくいてきけいぶつう)」と呼ばれるものがあります。
整骨院にご来院される方の多くは、後者に近い状態です。非特異的頸部痛は特定の一つの原因によるものではなく、首まわりの筋肉の緊張・関節の動きのかたより・姿勢習慣・日常動作のパターンなど、複数の要素が重なって現れている可能性があります。
よく見られる症状・特徴
非特異的頸部痛では、以下のような症状がよく見られます。
- 首を左右や上下に動かすと痛みや違和感が出る
- 起床時に首・肩まわりが張っており、しばらくしないと動かしにくい
- 長時間同じ姿勢でいると頸部から肩・背中にかけて重だるさが出る
- 首の特定の動作で「ズキッ」とした痛みが走ることがある
- 首を動かすと「コリコリ」とした感触や音を感じることがある
- 頭痛と首の張りが一緒に出てくることが多い
- 疲れがたまると最初に首まわりへの影響が出やすい
上記のような症状が数週間以上続く場合は、状態の確認をおすすめします。
※状態によっては医療機関での検査をおすすめする場合もあります。

首の痛みの原因として考えられる状態
2023年に発表されたシステマティックレビュー(査読済みの系統的研究)では、非特異的頸部痛に対して「徒手療法(手を使った施術)」と「運動療法」の両方を組み合わせた介入の効果を22件の研究から解析しました(Musculoskeletal Science and Practice 誌)。その結果、両者を組み合わせたアプローチが、首の痛みの変化や日常動作のしにくさの改善に関係していることが報告されています。
この研究が示唆する首の痛みの背景として、次のような状態が考えられます。
- 頸椎周辺の関節の動きが制限されている状態: 関節がかたよった動きをしていると、首を特定の方向に向けた際に痛みや引っかかりが出やすくなります。
- 首まわりの筋肉バランスの乱れ: 頸部を前後・左右から支える筋肉群が均等に機能していないと、特定の部位への負荷が高まります。
- 神経の感受性の変化: 痛みが長引くと、神経がより敏感な状態になり、少しの動きでも痛みを感じやすくなることがあります。
- 日常の姿勢・動作の積み重ね: 長時間の前傾姿勢・スマートフォン使用時の頭の位置などが、首まわりへの慢性的な負荷につながる可能性があります。
姿勢や生活習慣が首に与える影響
現代の生活では、首への慢性的な負荷がかかりやすい環境になっています。
スマートフォンやパソコンの長時間使用では、頭が前に出た姿勢(いわゆる「前傾頭位」や「スマホ首」と呼ばれる状態)になりやすく、頭の重みを首と肩の筋肉だけで支え続ける状態になります。頭の重さは成人で約4〜6kgとされており、頭の位置が前方にずれるほど頸椎にかかる負荷は増大するとされています。
また、睡眠時の枕の高さや向き癖も、長期的には頸部の状態に影響する可能性があります。こうした日常の積み重ねが、非特異的頸部痛の下地になっている場合があります。
放置することで起こりうる影響
首の痛みを「たいしたことはない」とそのままにしておくと、次のような変化が起きやすくなることがあります。
- 頸部の動きの制限がさらに進み、振り向き・上を向く動作などが難しくなる
- 首から肩・背中にかけての筋肉への負荷が増し、広い範囲に重だるさが広がる可能性がある
- 痛みや違和感が長期間続くことで、首を動かすことへの不安感が生まれやすくなる
- 睡眠の質が低下し、疲れが回復しにくくなることがある
症状が続く場合は、早めに状態の確認をおすすめします。
横須賀悠整骨院での対応について

当院では、首の痛みや動かしにくさに対して以下のような流れで対応しています。
① 状態の確認
はじめに、首の動きの範囲・痛みが出る方向・筋肉の緊張状態・姿勢などを確認します。どのような状態が関係している可能性があるかを、丁寧にお話を伺いながら一緒に確認していきます。
② 手技によるアプローチ
頸椎周辺の関節の動きを整えるアプローチや、首・肩まわりの筋肉の緊張が和らぐよう手技でアプローチします。痛みの状態に向き合いながら、組織の状態に応じた丁寧な施術を心がけています。
③ 動きや姿勢のアドバイス
施術だけでなく、日常の姿勢・動作の中で首への負荷を減らすためのアドバイスをお伝えします。座り方・スマートフォンの持ち方・枕の選び方など、生活習慣に合わせてご提案しています。
④ セルフケアの指導
ご自身でできる首まわりの動かし方やストレッチについても、個別にお伝えします。施術と自己管理の両輪で状態を整えていくことが大切です。
こんな方は一度ご相談ください
- 首の痛みや張りが2週間以上続いている
- 朝起きるたびに首・肩まわりが毎日つらい
- 頸部の動かしにくさが日常のストレスになっている
- 首の不調がきっかけで頭痛が出ることがある
- 以前から首がかたく、自分でほぐしても変化を感じにくい
- 「首こりがひどい」と言われ続けているが改善のきっかけをつかめていない
首の状態はひとりひとり異なります。「このくらいならいいか」とお感じの場合でも、一度ご相談いただくことをおすすめします。

まとめ
首の痛みは、関節の動きの制限・筋肉バランスの乱れ・姿勢習慣など、複数の要素が関係している可能性があります。2023年の査読済み研究では、手技と運動を組み合わせたアプローチが、痛みや動作のしにくさに対して変化をもたらす可能性が報告されています。
横須賀悠整骨院では、首の状態を丁寧に確認し、手技と日常へのアドバイスを組み合わせて対応しています。長引く首の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。
参考文献
- 論文タイトル: The combined effects of manual therapy and exercise on pain and related disability for individuals with nonspecific neck pain: A systematic review with meta-analysis
- 著者: 複数著者(査読済み)
- ジャーナル: Musculoskeletal Science and Practice
- 発行年: 2023年
- URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37092822/





