春に起こりやすい症状3
2018年05月13日
横須賀市・横須賀悠整骨院の鍼灸師 西村です。
昨日まで、雨が続き気温もグッと下がり、すごい寒かったですよね💦
これだけ寒暖差が激しいと風邪を引いている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の春に起こりやすい症状の中で、風邪について書かせていただきたいと思います!
春に引く風邪は、なかなか治りにくいことが多いですよね😅
微熱が続くような場合や咳や鼻が出るような症状が残って消えない、すっきりしないというのが特徴です。
特に暖冬の後の春の風邪は、しつこく長引くことが多くみられます。
そもそも東洋医学では、風邪を考える時に冬の「寒」が身体に侵入しようとすることから始まります。なぜ寒の影響で発熱するのかというと皮膚表面が寒を感じて汗腺が閉じ、発散できない熱が溜まってしまうと考えています。
そのため、暖冬の時は、寒の力も弱く、汗腺を閉じる力も弱くなってしまうため、熱も溜まる事もなく発病もしません。
しかし、春になって「陽気」が盛んになってくると、侵入していた寒が邪魔をして、熱が溜まり発熱してしまうのです。。
このような熱は、冬の風邪のように体表面の熱ではなく、深部の熱になります。
夕方になると熱が上がる、じとっと汗をかく、夜中に寝汗をかく、口に苦みを感じるような熱症状がでます。
このように春の風邪は、身体の表面よりも奥にある分、外になかなか出づらく、長引いてしまいます。
最近だと、4月~5月のはじめくらいにインフルエンザになる方もいますが、これも春の風邪の一つと考えられ、冬に引くよりも長引きやすいです💦
では、どういった対策が必要になってくるのでしょうか?
一つは冬の過ごし方がとても大切です。
春が来る前に、冬の時期にしっかり陽気を守っていれば、風邪は引きづらくなりますが、アイスなどの冷たい物をよく食べたり、冬でも氷が入った飲み物を飲んでいると春に風邪を引きやすくなってしまいます。
今の時期に必要なことは、上記のことはもちろんですが、なるべく肌が露出しないような服装を着ることも大切です。春は、風も強く肌から寒が入りやすい為、なるべく侵入を防ぐ必要があるからです。また、寒暖差も激しいので身体を冷やさないためにも有効です。
今、体調を崩されている方は、気を付けてみてはいかがでしょうか?
当院では、お灸を使った施術で身体の奥の冷えを取って行くことも可能ですので、是非お困りの方はご相談ください!