脂質の話
2017年06月4日
こんにちは! 横須賀市 佐原の横須賀悠整骨院 伊藤です(*^^*)
明日、明後日から関東は梅雨入りのようですね。。。
気温も気圧も不安定な時期に入るので体調管理は気を引き締めていきましょう!
さて今日は脂質のお話を一つ。
脂質の考え方は実はいくつか説があり、どちらが本当に正しいのかはまだ完璧にはわかっていないのが実情です。ここでは今一般的に言われている脂質の考え方と、最近浮上してきている説、2つをご紹介いたしますね。
まず一般的によく知られているほうから(^^)/
炭水化物、タンパク質、脂質にはそれぞれカロリーがあり、1gあたり炭水化物は4kcal,タンパク質は4kcal,脂質じゃ9kcalとなっています。
一般的なダイエットの考え方としては(摂取カロリー)-(基礎代謝)-(消費カロリー)=体重増減
なのでまずカットしていくのが一番カロリー量の多い脂質となるわけです。(高タンパク、低脂肪、中炭水化物)
総カロリー量でのコントロールは確かに体重は落ちていきます。
しかし脂質はホルモンや細胞膜の材料として使われていますのでカットしすぎるとモチベーションの低下、女性なら生理不順、冷え性の悪化、肌、髪のダメージなどリスクも高いです。極端にやりすぎないように注意しましょう!
最近浮上している説
脂質の吸収量には上限がある説。 脂質はタンパク質、炭水化物と同様小腸で吸収されます。しかし小腸では脂肪では塊が大きすぎて吸収できないため脂肪酸とモノグリセリドという物質に分解されたもののみが吸収されます。
この脂肪を脂肪酸とモノグリセリドに分解するのが胆汁と膵液です。この2つなくしては脂肪は分解されないのです。
最近では胆汁の一日の生産量は100gほどではないかと言われているのです。
そうなると胆汁100gで脂肪100gを分解吸収したとすると100g×9kcalで900kcal(分解されなかった脂肪は排出されます。脂質を食べすぎるとおなかが少しゆるくなりますよね(-_-;))
900kcalはちょうど人間の基礎代謝くらいなので脂質の過剰摂取によって体重増加が起こるというよりも大事なのは糖質のコントロールなのではないかというのがこの説です。
糖質制限ダイエットやケトジェニックダイエットが脂質制限がないのはこの説にのっとっているからなのです。
しかしこの説にも注意点があります。私も糖質制限をがっちりやっていた時期があり、高脂肪、高タンパク、無糖質で生活していた時期がありました。
結果的には脂質の取りすぎで急性膵炎を引き起こし大変苦しみました。。。
炭水化物制限で低血糖で元気はないは肌や爪はボロボロになるは、食物繊維不足で便通も悪くなるはひどい目にあいました(~_~;)
結果的に栄養の話を総合すると、糖質制限や過剰な脂質制限は危険が大きい。
ダイエットの応用には面倒ですが、総カロリーの計算と三大栄養素のバランスを考え(PFCバランスといいます)行っていくのが最も健康的かつ正しいと私は思います。
理想とされるPFCバランスは たんぱく質 : 脂質 : 炭水化物 = 15 : 25 : 60 だそうです。(カロリー比)
是非ご参考までに♪ ダイエット 栄養 整骨院