膝のお話(画像、動画あり)
2017年06月28日
こんにちは!横須賀市の横須賀悠整骨院 伊藤です!
今日は膝について少し踏み込んだ話をしていこうと思います(^_-)
難しい話も多いので画像、動画も見ながら見てみてください♪
膝の関節は太ももの骨(大腿骨)、脛の骨(脛骨)、外くるぶしの骨(腓骨)の3つで構成されています。この3つの骨を内側(内側側副靭帯)外側(外側側副靭帯)中に2本(前十字靭帯、後十字靭帯)の靭帯と言う丈夫な紐と、関節面に衝撃吸収のディスク(内側半月板、外側半月板)で安定化させて構成されているのが膝関節です。
ぶつけたり無理な方向に力が加わったりしていないとき(慢性的な物、もしくは急性のほとんどの物)、膝を痛める動きは9割 「ニーイントゥーアウト」と呼ばれる動きで発生します。
ニーイントゥーアウトの図
ニー(膝)がトゥー(つま先)よりイン(内側をむいている)状態です。
膝の使われる角度はこのようになり、内側は伸び(内側側副靭帯)外側はつぶされています(外側半月)。
そして膝関節にかかる回旋はこのようになります。膝から上(大腿骨)は内巻きに、膝から下は外巻になります。(この時膝の中では前十字靭帯に無理な力がかかっていきます)
膝関節はねじのような構造を持っていてこの回旋方向は膝の靭帯がすべてルーズになる方向です。
ニーイントゥーアウトの動きは内側側副靭帯を伸ばし、外側半月板をつぶし、前十字靭帯を伸ばし、かつすべての靭帯が緩みグラグラな膝関節が完成します(^^;)
ニーイントゥーアウトの改善には、股関節の内巻き癖の除去。太ももの骨を内巻きから外巻に変える筋肉(お尻にある外旋六筋)のトレーニング。膝関節の回旋癖除去、足関節の回旋除去。親指に体重がかかりすぎる方、外反母趾がある方は体重のかかり方の調整を行います。
膝の関節が捻じれなく使われ(膝とつま先が同じ方向を向いて使われる)、体重が膝全体に均等にかかるようになれば膝の悩みとも決別できます♪
ちなみにО脚はニーイントゥーアウトでグラグラになった膝関節が安定を求めて外側に体重を逃がした結果の変形なのでもともとはニーイン癖や内股癖のある方に起こりやすいんです。
女性に多い理由が分かりますよね。
膝に水がたまるというのもニーイン癖が関係しています。膝の靭帯の内側には滑液包と言ういわば関節の潤滑油を作っている組織があります。この組織が内側側副靭帯とともに炎症を起こすと潤滑油を以上にたくさん作りだしてしまうことが知られています。
最後になりますが当院の受付、元気担当Sさんの膝の動きです。
彼女は高校時代、両膝の前十字靭帯損傷と言う大けがで部活を長期
戦線離脱していた悔しい過を持っています(TT)
リハビリでかなり改善していますがまだまだニーイントゥーアウトの癖が抜けていないので動画に取らせてもらいました(^^;)
ニーイントゥアウト、膝の癖を除去して健脚、美脚を手に入れましょう!!!(^_-)-☆
膝のお悩みは当院まで♬