その肩や腰の重だるさ、揉むだけで済ませていませんか

2026年10月2日

神奈川県横須賀市久里浜と北久里浜の中間に位置する接骨院・整体院の横須賀悠整骨院です。

当院には、長年の肩こりや腰の重だるさを抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。マッサージ店やご自宅でのストレッチを続けているのになかなか楽にならない、という声もよく耳にします。今回は「徒手療法」という手技によるケアが、筋骨格系の痛みにどのように関わっているのかを、最近発表された研究をもとにお伝えします。

徒手療法という選択肢について

徒手療法とは、施術者が手を使って関節や筋肉、筋膜などに働きかける手技全般を指します。マッサージや関節モビライゼーション、ストレッチの補助などもこの中に含まれます。2026年に学術誌「Journal of Functional Morphology and Kinesiology」に掲載されたHadjisavvasらによるシステマティックレビュー・メタ解析では、複数の無作為化比較試験のデータを統合し、筋骨格系の痛みに対する徒手療法の効果を検証しています。対象となったのは肩や腰、首など様々な部位の痛みを抱える方々で、手技によるアプローチを受けた群と受けなかった群を比較したところ、痛みの軽減や機能回復において、徒手療法を取り入れた群でポジティブな変化が報告されており、保存的なケアの選択肢としての位置づけを支持する内容となっています。

こんな不調に心当たりはありませんか

  • 肩や首まわりが重く、常に張っている感じがする
  • 腰を伸ばすと鈍い痛みや突っ張り感がある
  • 朝起きたときに身体がこわばっている
  • 長時間座った後、立ち上がる動作がつらい
  • マッサージ直後は楽になるが、数日で元に戻る
  • 階段の上り下りで腰にひびくような感覚がある

これらは単なる疲れではなく、関節の動きの制限や筋肉の緊張が積み重なって起きている場合があります。一つひとつは小さな違和感でも、放置しているうちに動作そのものが窮屈に感じられるようになることも少なくありません。

原因として考えられる状態

肩や腰の慢性的な重だるさの背景には、特定の筋肉が過緊張を起こし続けている状態や、関節の可動域が少しずつ狭くなっている状態が関わっていることが少なくありません。先ほどの研究でも、痛みのある部位そのものだけでなく、周辺の関節や筋膜の動きを含めて評価し働きかけることの重要性が示唆されています。デスクワークで同じ姿勢を長時間続けたり、荷物を持つ動作が偏っていたりすると、特定の筋肉ばかりに負担がかかり、結果として重だるさとして自覚されるようになります。例えば、パソコン作業で肩をすくめたまま何時間も過ごしていると、首から肩甲骨まわりの筋肉が緊張し続け、休んでも張りが抜けにくい状態になっていきます。

姿勢や生活習慣との関わり

猫背気味の姿勢や、片側に重心をかけて立つ癖は、知らないうちに身体の左右差を大きくしていきます。例えば買い物袋をいつも同じ手で持つ、通勤バッグを片方の肩にかけ続ける、といった何気ない習慣が、数年単位で肩や腰の負担として積み重なっていくケースは珍しくありません。また、座っている時間が長い方ほど股関節まわりの筋肉が硬くなりやすく、それが腰の重だるさにつながることもあります。テレビを見ながら同じ姿勢で長時間座り続ける、床に座って作業をする、といった日常の何気ない過ごし方も、少しずつ身体の負担として蓄積していきます。

年代によって気をつけたいポイント

働き盛りの世代では、長時間のデスクワークや通勤による同じ姿勢の連続が、肩や腰への負担として蓄積しやすい傾向があります。一方でご年配の方の場合は、加齢に伴って関節そのものの動く範囲が狭くなりやすく、少し動かしただけでも張りやこわばりを感じやすくなります。お子様の送り迎えや家事で身体を酷使している子育て世代の方からも、腰の重だるさに関するご相談をよくいただきます。年代によって負担のかかり方は異なりますが、どの世代の方にも共通して言えるのは、早めに身体の状態を確認し、無理のない範囲でケアを続けることの大切さです。

そのままにしておくとどうなるか

重だるさを我慢しながら過ごしていると、身体を動かすこと自体が億劫になり、日常の活動量が徐々に減っていく傾向があります。活動量が減ると筋力や柔軟性がさらに落ち、不調が長引きやすい悪循環に入ってしまうこともあります。外出や趣味の活動を控えるようになり、生活の質そのものが下がってしまう方もいらっしゃいます。※状態によっては医療機関での検査をおすすめする場合もありますので、痛みが強い場合や、しびれを伴う場合は無理をせずご相談ください。

当院でのご対応

横須賀悠整骨院では、まず現在の姿勢や関節の動き、筋肉の張り具合を丁寧に確認するところから始めます。日常生活でどのような動作の際に負担を感じるかをお伺いし、実際に身体を動かしていただきながら可動域や左右差をチェックします。そのうえで、緊張している筋肉や動きの乏しい関節に対して手技によるアプローチを行い、あわせてご自宅でできる簡単なストレッチや姿勢のポイントもお伝えしています。一度の施術で完結させるのではなく、来院のたびに状態の変化を確認しながら、生活習慣の見直しも含めて、少しずつ身体の負担を減らしていくことを大切にしています。

ご自宅でできる小さな工夫

施術の合間、ご自宅で無理なく続けられる工夫もいくつかご紹介しています。例えば、入浴の際に肩甲骨をゆっくり回してみる、椅子に座ったまま両手を頭の上に伸ばして深呼吸をする、といった動きは、特別な道具がなくても取り入れやすい方法です。台所で洗い物をする合間に、かかとの上げ下げをして足首を動かすだけでも、下半身の血流を促す助けになります。大切なのは一度に長く続けることよりも、毎日少しずつ身体を動かす機会を増やすことです。

よくいただくご質問

「揉んでもらえば楽になりますか」というご質問をいただくことがありますが、当院では表面をほぐすことだけでなく、関節の動きや姿勢の癖まで含めて確認することを大切にしています。また「何回くらい通えばよいのか」というお尋ねについては、症状の経過や生活習慣によって個人差があるため、来院のたびに状態を確認しながら、無理のないペースをご提案しています。

気になる症状があれば

「年齢のせいだから仕方ない」と諦めてしまう前に、一度身体の状態を確認してみませんか。当院は久里浜と北久里浜の間という立地から、お子様連れの方からご年配の方まで、幅広い年代の地域の皆さまにご来院いただいております。肩や腰の重だるさが続いている、マッサージでは物足りないと感じている、という方は、お気軽にご相談ください。

ご家族で通われている方も多く、お子様の成長に合わせた姿勢のご相談から、ご両親の膝や腰のお悩みまで、世代を問わず気軽にお立ち寄りいただける場所でありたいと考えています。

まとめ

肩や腰の慢性的な重だるさは、関節の動きや筋肉の緊張が積み重なって生じていることが多く、徒手療法はその負担を和らげる選択肢のひとつとして研究でも支持されています。日々の姿勢や生活習慣を見直しながら、無理のない範囲で身体のケアを続けていくことが、長期的な快適さにつながります。当院では一人ひとりの状態に合わせたご案内を心がけておりますので、お気軽にお声がけください。

当院では施術の記録をもとに、来院のたびに前回からの変化を一緒に振り返るようにしています。ご自身では気づきにくい可動域の改善や、姿勢の変化を数値や動きで確認できると、日々のセルフケアを続けるモチベーションにもつながる、というお声もいただいております。

院内はバリアフリーとなっており、ベビーカーや車椅子でもご来院いただきやすいよう配慮しています。予約の際には、現在の症状や気になっている動作について簡単にお伺いし、当日の流れをあらかじめお伝えするようにしています。

参考文献

Hadjisavvas S, et al. “Effects of Manual Therapy on Musculoskeletal Pain: A Systematic Review and Meta-Analysis.” Journal of Functional Morphology and Kinesiology, 2026. PMID: 41718187. URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41718187/